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一般社団法人関西大工会

大工という職業を一から向き合うため大工の在り方、勉強の仕方などを考えこれから先も成長し続ける大工を目指して日々活動しております。


私たちの想い~棟梁と呼ばれるために~

 近年建築業界では人材不足が深刻な問題となっています。その中でも特に大工は今後さらに激減していくことが予想されており大工の育成が急務であるという事で様々な議論がされています。昔は大工=工務店というのが一般的でしたが、近年では工務店の中の大工という位置づけが主流になってきています。なぜなら、◇多種多様な家づくり◇設計におけるデザイン性温熱計算◇耐震等の構造計算◇申請業務…など家を建てるには相当な知識と相応の人数体制が必要になっているからです。約20年前、プレカットが主流となった頃から大工にとっての大きな役割『墨付け・手刻み』今まで培ってきた『誇り・緊張感・技術力・人間力・統率力』が明らかに無くなりつつありました。ですが、その事に気づく事ができず怠慢になっていた事が現在の大工不足や大工の価値の低迷の原因だと思います。それに気づいた今、大工として今後棟梁となっていく為に『何が必要なのか』『具体的にどうしていけばよいのか』を実行していくためにこの関西大工会を発足致しました。私たち工務店の中の大工、家の建てる中での木工事という分野に特化して技術・提案力を発揮していくのが大工の役目であると認識しております。工務店が大工の心配をする必要のないように大工として誇りを持って仕事をし、大工になりたいと思う若い人材が少しでも増えるよう高い志を持って引っ張っていける棟梁になる事を目指し​ます。

 


―理念―

高い志を持つ
 あきらめず棟梁となるための努力を続けます。
社会から必要とされる大工になる
 主観だけで判断せず、冷静に分析・遂行します。
次世代への継承
 なりたい職業に選ばれるよう努力します。